録画中継

平成27年3月第364回定例会
3月6日(金) 本会議 一般質問
清風クラブ
豊岡 千代子 議員
1.認知症対策「新オレンジプラン」の進捗状況について
2.「小児救急医療センター」開設1年目の検証は?
3.平成27年度より一部先行実施予定の「道徳の教科化」について
  道徳教育の充実にむけて「思いやりの心をはぐくむ教育」・「命の尊さを実感できる教育」を・・・
◆議員(豊岡千代子) おはようございます。
 第364回定例会2日目、1番目に登壇をさせていただきます清風クラブ豊岡千代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 昨年10月、2014年のノーベル平和賞が女子教育の権利を訴えてパキスタンの女子学生マララ・ユスフザイさん17歳とインドの児童労働問題の活動家カイラシュ・サティヤルティさん60歳の2人に授与されました。受賞理由は、子供や若者への抑圧と戦い、全ての子供の教育を受ける権利のために奮闘していることを上げています。パキスタン人のマララさんは、2012年10月、女子教育を否定するイスラム過激派の武装勢力タリバンに学校からバスで帰宅途中に頭と首を撃たれ、移送先のバーミンガム市の病院で治療を受け、奇跡的に回復したことは皆様方も既にご承知のことであります。
 彼女は今回の受賞に際し、大切な家族、父や母の愛情や支援に感謝したいと思います。父が何か特別なことをしてくれたわけではありませんが、父がしたことは私の翼を切らないということです。ありがたいことに翼を切るのではなく、羽ばたかせ、目標を達成させてくれましたと話しています。彼女が暮らしていた地域は、タリバンの支配下にあり、学校へ行くことが許されていませんでした。彼女は、自分の権利のために立ち上がり、声を上げることを決心いたしました。
 その選択肢は2つ、1つは声を上げずに殺されること、もう一つは声を上げ、そして殺されること、彼女は2つ目を選びました。子供の窮状は、日本にとっても決して他人事ではありません。子供の貧困率は年々ふえ続け、放置される子供、所在のわからない子供の事件も後を絶ちません。子供を守り、学校に通わせるのは、大人と社会の義務であります。子供の健やかな成長こそが国の未来へとつながっていると信じています。
 マララさんは、将来の夢をこう語っています。私は、将来政治家になりたい、よい政治家にと。
 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
 まず1番目、認知症対策新オレンジプランの進捗状況についてお尋ねをいたします。
 政府は、平成27年1月27日、各省庁横断で認知症対策を強化する新オレンジプランを決定しました。65歳以上の高齢者大国となる我が国では、その4人に1人が認知症の人またはその予備群とも言われています。医療の進歩とともに国民の平均寿命も延びましたが、認知症も急増の傾向にあります。平成24年では約462万人、7人に1人が平成37年には約700万人、5人に1人となります。このことを受けての新オレンジプラン、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指すものです。
 認知症への理解を深めるための普及啓発の推進、容体に応じた適時適切な医療や介護の提供、また認知症の介護者への支援、認知症の人やその家族の視点の重視など7つの柱が掲げられています。
 まず、名張市において認知症の人はどのぐらいいらっしゃるのでしょうか。この新オレンジプランを受けての進捗状況もお尋ねいたします。
 こうした認知症の人への社会の理解を深めるため、どのような普及や啓発活動をされているのでしょうか。
 認知症の正しい知識を持つ市民が多くいることは、早期発見から専門機関へと適切な処置につながり、見守りが密になることなど、認知症の人の孤立を防ぐ手だてにもなります。そのためにも、認知症の正しい知識を習得した認知症サポーターの役割は重要になってまいります。この認知症サポーターは、国が平成17年から養成に取り組んでおり、全国で540万人が認定を受けていると言われています。名張市においての状況は、いかがでしょうか。また、このサポーター養成講座の講師役のメリットは何人いらっしゃいますでしょうか。
 私たち議員も、以前認知症サポーター養成講座を受講し、オレンジリングをいただきました。私も、サポーターとして自分のできる範囲で認知症の人やその家族を応援していきたいと思っています。ちなみにですが、三重県では認知症サポーター1人当たりの高齢者数が4.7人となり、全国平均の6.2人を下回っています。
 次に、認知症の人にやさしい地域づくりの推進として、安全確保が上げられています。認知症の人がひとり歩きや散歩の途中、行方不明になることがあります。認知症の人の行方不明は1年間で1万人以上であると言われています。このような事態を防ぐためにも、地域の見守り体制が重要になってきます。名張市では、こうした見守り体制がどのようになっているのでしょうか、お尋ねいたします。
 ことし2月の施政方針演説で安倍総理は、認知症対策を推進し、認知症の皆さんができる限り住みなれた地域で暮らしていけるよう環境を整えていくと述べています。まず、認知症になったら何もわからない、何もできないという認知症の人への偏見をなくすよう努めなければなりません。徘回や介護の問題ばかりが注目される認知症ですが、初期症状に適切な治療を受けさえすれば、スーパーで買い物をしたり、短時間の仕事に従事できるなど、社会の中での共生ももちろんできます。
 また、自身の名前も顔も隠さず、公の場で講演活動を続けている人もふえ、社会の中での理解を深めてもらえるような努力が進んでいます。認知症の人や家族を支える環境づくりを充実させていくため、今後どのような取り組みをお考えでしょうか。
 続きまして2つ目、小児救急医療センター開設1年目の検証についてお尋ねをいたします。
 名張市では、昨年夏より県内の自治体としては初めて妊娠期から育児の相談まで一括して相談に乗る総合的な出産子育て支援システム、名張版ネウボラに取り組んでまいりました。また一方、昨年1月20日、小児救急医療センターを開設し、24時間、365日の小児2次救急の受け入れ態勢を整えるなど、安心して子供を産み育てられる環境を整えてまいりました。そこで、開設から1年余りが経過した小児救急医療センターの現状についてお尋ねいたします。
 まず、この1年間の利用件数はどれぐらいでしょうか。また、当初懸念されておりましたコンビニ受診と思われるようなものはどれぐらいあったでしょうか。小児救急医療センターは、あくまでも入院時の2次救急医療が必要となった場合に受け入れが行われる医療機関ではありますが、市内の医療機関、つまりかかりつけ医や名張市応急診療所が診察していない時間帯には電話連絡をした後、診察が必要と判断された場合は受け入れが認められるシステムとなっています。
 しかし、こうした規則に反した受診者やまた電話対応時の受け入れ判断等でのトラブルなどはなかったでしょうか。市長の肝いりで開設された小児救急医療センター、24時間365日ウエルカムの小児医療として市民に安心を与えるように機能しているのか、この1年間の検証をお願いいたします。
 続きまして3つ目、平成27年度より一部先行実施予定の道徳の教科化についてお尋ねをいたします。
 文部科学省の諮問機関である中央教育審議会が昨年10月、小・中学校の道徳を現行の教科外の活動から特別の強化に格上げする答申をまとめました。この答申を受け、文科省は学習指導要領を改正し、平成27年度から一部で先行実施をし、早ければ平成30年度にも正式に教科化を目指すとしています。これまでの副読本が教材として使われていましたが、教科になれば検定教科書が使われ、評価は5段階数値ではなく、文章で記述する形となります。
 授業時間は、これまでと同様の週1回、道徳教育の中身については多様な価値観のある場合を含めて問題を考え続ける姿勢こそ養うべきとし、子供同士がお互いに意見を交わすことでいろんな考え方に触れられるような指導を重視することが盛り込まれ、話し合いや発表などを通じて子供に考えさせることの重要性を強く提言しています。
 そこで、教育委員会ではこれからの道徳教育の教科化に向けどのような指導方針が検討されているのか、現在の進捗状況も含めてお尋ねをいたします。
 昨年10月に文部科学省所管の統計数理研究所が発表した国民性調査で、日本人の83%が生まれ変わるなら日本人にと考えていることがわかりました。同研究所によりますと、日本への生まれ変わりを選んだ回答者の多くが日本人の心の豊かさを評価する傾向があり、平成23年度東日本大震災で日本人の秩序ある行動が海外から称賛されたことや海外で深刻化している経済不況や紛争、テロなどを通して国内に目を向けるきっかけになった可能性があるのではとも言われています。
 しかし一方、子供への虐待やいじめはふえ続け、親が子供の命を奪ったり、子供が親を殺めたり、また学校の友人を殺害したり、果ては無差別殺人といったおぞましい事件が発生しています。何ともやりきれない殺伐とした社会になっています。子供たちの心は、壊れてきています。人としての心を取り戻さなければなりません。そのためにも、今こそ心の教育の必要性が迫られているのではと思っています。
 他人を思いやる心と命のとうとさを実感できる心を養う教育をと願っていますが、いかがでしょうか。
 名張市子ども教育ビジョンには、公共心や規範意識、他人を思いやる心、よりよく生きようとする意欲や実践力を育む道徳教育を推進するとありますが、先日提出された平成25年度の報告書には、その進捗率も低く、心の教育を今後どのように具体的な指導をなされていくのか、お考えをお尋ねいたします。
 教育委員長が述べられました今年度の教育行政の方針と施策にも、自然や生命を尊重する心を培い、みずからの人権を大切にし、他人を思いやる心の育成や人との出会いを通じた自尊感情の醸成などの人権教育を推進していますと掲げられています。家族や地域との連携をさらに密にし、子供たちの豊かな心を育んでいただきたいと強く願っています。
 以上、壇上からの質問を終わります。
○議長(吉住美智子) 市長。
  (市長亀井利克登壇)
◎市長(亀井利克) 豊岡議員のご質問にお答えいたします。
 大きく3項目についてのご質問をいただいたわけでございますけれども、1項目めが認知症対策についてでございます。
 これからの高齢者福祉の最も大きなテーマであるとこんなふうに思わせていただいています。あと10年すれば、65歳以上の40%近くが認知症になるんだとこういうふうな統計数字が出ているわけでございますが、そんな方々が地域の中でいかに生活をいただくか、そんな町をつくっていかなければならないとこういうことで高齢社会の中でも最も大きなテーマであるとこんなふうに思ってございます。
 新オレンジプランにつきましては、これまでのオレンジプランは厚生労働省内だけのそういうふうな取り組みであったわけでございますけれども、もっともっと広く各省庁上げて取り組んだり、国交省であったり、総務省であったり、そこらも共同して取り組む、そういうテーマとなっているわけでございまして、これがうまくスムーズに運ぶよう我々もせっかくの努力をいたしてまいりたいとこんなふうに思ってございます。
 国は、昨年11月に行われた認知症サミット日本後継イベントにおいて、認知症施策を加速させるための戦略を策定することとし、本年1月27日に関係省庁が共同で進めてきた認知症施策推進総合戦略、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて新オレンジプランを発表いたしました。新オレンジプランは、認知症の人の意思が尊重され、でき得る限り住みなれた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指すものでございます。
 本市の認知症施策については、今年度改訂いたします名張市老人保健福祉計画、介護保険事業計画においても重点取り組み事項の一つに認知症ケアの推進を掲げ、着実な推進を図っていかなければならないとこのように考えております。
 具体のお尋ねをいただきましたが、担当部長からお答えをいたします。
 小児救急医療センターのお尋ねでございます。
 名張市立病院に小児救急医療センターを開設してちょうど1年が経過するわけでございますが、この1年間の検証についてのご質問をいただきました。私は、さきにこの開設の経緯等も私のほうからはこの開設の経緯等も含めました答弁させていただきたいと存じます。
 小児救急につきましては、平成18年に小児科医師の疲弊による医師の引き揚げがあってから以降、救急輪番の日にあわせて小児救急を実施し、それ以外の日は医師会を初め応急診療所、岡波総合病院、国立三重病院等で対応いただいておりました。
 そのような中、関西医科大学を初めとする関係機関のご理解とご支援のもと、平成26年1月20日から24時間365日小児の2次救急患者の受け入れを行う小児救急医療センターを開設し、ようやく1年余りを経過することができたところでございます。開設当初、コンビニ受診等により医師の疲弊を再度招くことはないかと日々心配していたところでございますが、市民の皆様も救急のかかり方についての秩序が守られるとともに、医師を守らなければ病院は守れない、病院が守れなければ市民を守ることはできない、そういうことをご理解いただきつつあると感じているところでございます。
 今後は、同じ間違いを二度と繰り返すことのないように、引き続き医師会を初めとした1次医療機関との連携を密にしながら、適切な運営体制を図ることはもちろんのこと、市民の皆様にもかかりつけ医をお持ちいただき、コンビニ受診とならないよう救急のかかり方にもご配慮いただくなど、小児救急医療センターがいつまでも産み育てるにやさしいまち名張の子供たちの救急のとりでとなり続けられるようご理解とご協力をお願い申し上げるところでございます。
 なお、1年間の受診状況等につきましては、担当部長のほうからご答弁をさせていただきます。
 3項目めにつきましては、これは道徳教育についてのお尋ねでございます。これ教育委員会のほうでご答弁申し上げます。
○議長(吉住美智子) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(菅生治郎) 豊岡議員からは、認知症に関しまして何点かのご質問を頂戴をいたしております。
 まず、当市におきましてその認知症と思われる方の人数でございます。これにつきましては、なかなか把握、掌握するというところが難しいところがございますが、この一つ認知症の基準を私どもの認知症の高齢者の日常生活自立度と介護保険の認定調査の中の調査項目でございます。それでⅡa以上、このⅡaと申しますのが日常生活におきまして支障を来すような症状あるいは行動、意思疎通の困難さが多少見られて、誰かが見られておるというような状態で、それが家庭の外におきましても見られるというようなお方でございます。
 そうした方が、平成27年2月現在で要介護者認定者の方が3,611名お見えになられます。そのうちこのⅡaというところに2,078人が該当し、要介護認定者の中では57.5%というような形でなっております。これを65歳以上という形にならしてまいりますと、高齢者人口2万2,616人に対しましてその2,078人という数字が9.2%1割弱の方が認知症あるいは認知症と思われるお方ということで、私どもは承知をいたしておるところでございます。
 このような認定を受けている人の認知症の進行をおくらせ、住みなれた自宅や地域で住み続けることができるような介護支援計画の作成あるいはそれを介護支援専門員に働きかけているというところが現在の実情でございます。
 また、その介護支援専門員に対しまして認知症の人やその家族に対するケアの向上というところを目指した定期的な研修もその対策として開いております。
 また、認知症への理解を深めるための活動、普及啓発の取り組み状況でございますけれども、これまで取り組んでまいりましたこととしましては、まず認知症の人に対する社会の理解を深める活動として毎年9月に世界アルツハイマー月間というのが設定されております。これにちなみまして、広報で特集記事を組ませていただいたり、また毎年定期的に認知症の講演会という市民向けの講演会を開催させていただいてございます。
 それから、認知症サポーター、キャラバンメイトについてもお尋ねがございました。この認知症サポーターキャラバンメイトの活動状況でございます。まず、認知症サポーターの養成は平成19年度から取り組みを始めさせていただいてございます。平成27年2月現在で回数といたしまして養成講座の回数が207回開かせていただきまして、現在5,596人の方が受講され、認定をされておるということでございます。対象のお方は、市内の事業所でありますとか、あるいは小学校、高校からの最近では依頼を受けて裾野の広がりを実感させていただいているところでございます。
 また、この認知症サポーターというのは、サポーターということですけれども、特別なことをしていただくということではなく、認知症を理解した認知症の方への応援者という位置づけで私ども捉えております。今後も、世代を超えて認知症に対する理解を深める取り組みを継続していきたいというふうに考えております。
 また、キャラバンメイトにつきましては、この認知症サポーターを養成するときの講師役となっていただく方で、この方には少し深い研修を受けていただくということで、本市では福祉施設の職員や地域包括支援センターの職員、あるいはまちの保健室の職員といったものがこのキャラバンメイトの研修を受けております。現在、87名が全国キャラバンメイト連絡協議会の認定を受けてございます。
 それから、次に行方不明になってしまわれる多様な認知症の方への対策ということでございます。認知症の人が行方不明にならないような取り組みといたしまして、高齢者福祉サービスの一つにGPS装置の貸し出しといったものを行っております。しかしながら、何といいましても地域の人の連絡によりまして家族のもとへ帰ることができたというような事例が多数報告をされております。
 また、もし行方不明になられたとしても、早期に発見する体制としまして、名張市におきましては地域SOSシステムという捜索に関するシステムをつくっております。このシステムは、平成24年8月に立ち上げておりますけれども、それ以降は幸いにもこのシステムを動かすといったような事例は発生しておりません。
 それから、認知症の人やその家族を支える環境づくり、認知症になっても居心地のよい環境づくりということでございますけれども、その環境づくりとしましては全国的な組織で認知症の人と家族の会というのがございます。これは、各県に支部を置いておるという形で、名張市におきましてもその支部の中で名張市の世話人さんといった方がお見えになっていただきます。認知所の人と家族の会の集い、交流会のそういったバックアップというものを行っております。
 認知症の人とその家族は、認知症の症状を周りの人にわかってもらえず、つらい思いをされております。そのような気持ちを共有し、少しでも気持ちを軽くしていただけるよう参加への促しや集いの時間中に認知症の人の話し相手などの支援を現在行っているところでございます。
 以上でございます。
○議長(吉住美智子) 市立病院副院長。
◎市立病院副院長(竹内禎高) それでは、私のほうから小児救急医療センターにおけるこの1年間の受診状況ということでお尋ねいただきましたので、お答えさせていただきたいと思います。
 まず、小児救急の受診者数の推移でございますが、昨年1月20日に小児救急医療センターを開設して以降、本年度1月末までで累計で1,279人の方、これ1日の平均で直しますと1日4.2人ということになるわけでございますが、1,279人の方が受診され、受診者推移では前年度と申しますと平成25年度1年間と平成26年度1年間で比較しますと約38%、4割ほどがふえているというふうな形になってございます。
 また、受診者の内訳につきましてでございますが、平日は1日平均2.8人で推移しておりますが、やはり土日、休日につきましては6.5人と、これにつきましても前年度と比較しますと20%増となっておりまして、特に大型連休のいわゆるゴールデンウイークや年末年始につきましては1日最大で28人とこの間につきましては待ち時間も長くなり、大変ご迷惑をおかけいたしたところでございます。
 次に、ご心配いただいておりますいわゆるコンビニ受診ということでございますが、議員ご案内のとおり受診に当たりましては事前にお電話をいただくことが前提となっておりますが、連絡なく突然ご来院いただいた方につきましては、以前は1日に平均で2人から3人の方が現実おられましたが、最近では連絡されてから受診される方がほとんどというふうな状況になってございます。
 なお、お電話や窓口での苦情やトラブルにつきましては全くないわけではございませんが、受診者数が増加している割には減少しているというところでございます。
 しかしながら、議員ご心配をおかけいたしておるような事例も皆無ではないというところもございまして、まず病院の中でも再度振り返ってお問い合わせをいただいた際の対応につきましても丁寧、的確な対応を再度行うように徹底してまいりたいということで考えてございます。
 今後とも、この小児救急医療センターをいつまでも存続していけるよう市民の皆様にはかかりつけ医をお持ちいただくことやコンビニ受診とならないよう引き続き救急のかかり方、これにつきましてご配慮いただくなど、ご理解とご協力をお願いしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(吉住美智子) 教育長。
◎教育長(上島和久) 豊岡議員のほうからは、道徳教育につきまして所見も交えて2点ほど大きく質問を受けましたので、お答えをしたいと思います。
 道徳の教科化に向けた取り組みについてでございますが、現行の学習指導要領の中におきましては道徳は教科外活動と位置づけ、児童・生徒に道徳的な心情、判断力、実践意欲と態度などの道徳性を養うことを目標とされております。また、道徳教育は道徳の時間をかなめとして学校教育活動全体の中で行うとあります。
 このたび、文部科学省は2018年、平成30年以降、教科に格上げする特別の教科道徳ということで学習指導要領の改訂案を公表いたしました。現行の学習指導要領を踏襲しつつ、いじめ問題への対応を重視し、公平公正、社会主義を小学校1年生から扱うことや討論をしながら課題解決を探る課題解決学習を取り入れ、教材を読む道徳から考える道徳への転換を図っております。
 本格実施に向けましては、単に教科化されるということだけではなく、当然のことながら道徳は各教科や特別活動などの学校教育全体を通じて行われるべきものであり、これまで以上に、また家庭や地域とも連携して取り組んでいかなくてはならないものと考えております。
 道徳教育を推進していくためには、各学校において校長のリーダーシップのもと道徳教育推進教師の役割というのは大変大きく、教育委員会といたしましては道徳教育推進教師を対象とした担当者会を開催し、学校におきます道徳教育のあり方、進め方、また果たす役割等について確認をするとともに、好事例を共有するなどして指導力の向上に取り組んでいるところでございます。
 また、外部講師を招聘して、道徳の時間の授業づくり等に関する研修会を実施し、研修会で学んだことが各学校の授業改善につながるよう現在働きかけているところでございます。
 続きまして、他人を思いやる心や命をとうとぶ心の育成についてでございますが、学習指導要領には先ほどの道徳教育の目標を達成するために指導すべき内容として1つ、主として自分自身に関すること、1つ、主として他の人とのかかわりに関すること、1つ、主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること、1つ主として集団や社会とのかかわりに関することの4つの視点を定めており、学校ではこれら4つの視点を網羅した年間指導計画を全ての学校で作成し、取り組んでおるところでございます。
 他人を思いやる心や命をとうとぶ心の育成につきましては、先ほど言った主として他人とのかかわりに関することや自然あるいは崇高なものにかかわりに関することの指導がこの中に含まれるのではないかなと思うところでございます。
 また、本年度より道徳教育用の教材として文部科学省に全ての児童・生徒に対しての私たちの道徳、小学校の1、2年生用、3、4年生用、5、6年生用、中学校というふうなものが配布されておりますが、この私たちの道徳におきましても人とのかかわりに関する内容や命のとうとさに関する内容が掲載されておりまして、道徳の時間のみならず、家庭へ持ち帰って家族とともに読み、話し合い、考える機会をつくり出すことにしているところでございます。
 子供たちの道徳性の育成には、学校教育はもちろんでございますが、家庭とともにこの私たちの道徳を有効活用することを通して、より一層他人を思いやる心や命をとうとぶ心の育成に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
 このたび改正をされております学習指導要領の案につきましては、随時研修会等を行って、現場の皆さん方にも徹底するように努めてまいりたいと考えておるところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) それぞれご答弁いただきまして、ありがとうございます。
 それでは、自席から再度質問をさせていただきたいと思います。
 まず、認知症対策についてでございますが、本当にこの1月にできました新オレンジプラン、本当に認知症の人の立場に立ったすばらしい私はプランだと思っております。大変生意気な言い方で申しわけございませんが、本当にそう思っております。
 幾らすばらしいプランをおつくりになっても、もとはそれを予防することが私は一番大事じゃないかと思っております。予防することにつきまして、例えば執行部のほうで何か予防法とかというふうなことを皆さん方に啓発されているようなことってございますでしょうか。
○議長(吉住美智子) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(菅生治郎) 特にこれといって予防法という形での啓発はしてはおりませんけれども、私どもが取り組んでおります高齢になっても元気に社会参加をし、生き生きと活動していただけるといった介護予防と通じるところがございます。こういった取り組みを進めることによりまして、その認知症の予防にもつながっていくものというふうに理解しております。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) 実は、私この認知症のことで質問をさせていただくということで、ちょっと本を読ませていただきました。その本の中に認知症の予防方法というのがすごくわかりやすいのがあったんです。すごく具体的で、誰にでもすぐにできるような予防方法が書いてございましたので、私実は私ごとで申しわけございませんが、もう二十何年ぐらい毎朝ルームランナーでジョギングを、軽いジョギングなんですけど30分ぐらいしておりまして、何のためかというのはもうおわかりいただけると思いますが、若さと美貌と健康を維持するためでございまして、この本に書いてあります予防方法を読ませていただきまして、これちょうどええわと思ってそれからずっと実行しているんですが、実はデュアルタスク、何かをしながらするということがすごくいいそうなんです。ましてジョギングとか、軽い運動というのは有酸素運動でございまして、この有酸素運動をしながら脳を使うというのがすごい認知症の予防になるということで、もっと具体的に言いますと、例えばジョギングしながら100から9と7を交互に引き算していくんです。100から9を引いて、7を引いて、9を引いて、7を引いて、最後に4が残るんです。4が残ったら正解なんです。
 それをしたりとか、あるいはしりとりをしてみたりとか、こういうことをすることで予防にもなるし、逆に早期発見にもつながるわけ、このごろ何か思い出せへんな、出てきいひんなということで、こういう本当にわかりやすいことを書いてくださっている本がございました。私のような者がこんなことを申し上げなくても皆さんご存じかと思いますが、ぜひ皆様方、何かの折に何々しながらやるということが脳にすごくいいということでございますので、ぜひお試しをいただきたいというふうにも思います。
 あと早期発見など、普及や啓発につきましても種々いろいろなことを取り組まれておるということでございますので、私もこれからそのためにも一生懸命お手伝いもさせていただきたいというふうにも思っております。
 次に、実は私これお尋ねしようと思ってたらさき部長のほうからおっしゃられましたんですけど、実は小学校の児童とか、あるいは中学校、高校の生徒さんとかにこのサポーターの養成講座を受けていただくのはどうかなというのを実は考えていた。この実際にそういうことをされている例がございまして、子供たちにそのDVDを見せて、認知症について学ばせたという例がございまして、子供たちはそれを見てからうろうろしている人がいたら助けてあげようとか、あるいは優しく声をかけてあげようとか、そういうふうな話が出てきたということなんです。
 もちろんその養成講座を受けた児童さん、あるいは生徒さんたちは、そのランドセルとか学生かばんにこのオレンジリングをつけて毎日登校しているということで、やっぱりこういうことが私3番目に申し上げます清い心の教育にもつながっていく、人権教育、心の教育にもつながっていくことになりますので、名張でもされているということなんですが、どのぐらいされてますでしょうか。学校の件数とかぐらいで結構なんですが。
○議長(吉住美智子) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(菅生治郎) 申しわけございません。今ちょっと手元にそういった資料を持ち合わせておりませんので、また後刻お伝えさせていただきたいと思います。
 ただし、こういった形で裾野の広がりと先ほども申し上げましたけれども、そういったご要請があり、ご要請があればどこへでも私どもサポーター養成講座開かせていただくところでございますので、その点もまたよろしくお願いをいたします。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 子供はそうなんですが、実は名張でも5,596人の方がサポーターとして認定をいただいているということなんですが、心強い件数でございます。今後、ますます高齢化、高齢者やから認知症とは限らないんです、お若い方でも認知症になられる方もいらっしゃいます。今後、本当に市長が先ほども申されましたように、認知症というのはこれからの私たちにとりましてすごい重大な問題になってきますので、それをサポーターする側の人数も非常に必要になってきます。
 今後、もっともっとこのサポーターの方をふやしていきたい、サポーター講座をあちこちで開設したいとか、そういうお考えはございますでしょうか。
○議長(吉住美智子) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(菅生治郎) 議員おっしゃっていただきますとおり、この認知症、周りの人間がいかに理解をしているかというところが非常に大切でございます。そういったところで、これからもその認知症サポーター養成講座、こちらからの積極的な働きかけもさせていただき、できるだけ多く開かせていただきたいとそういった人を養成していきたいというふうに考えております。
 それから、先ほどお尋ねいただきました小学校での実施ということでございますけれども、平成25年にすずらん台小学校、薦原小学校の小学4年生を対象に実施をいたしております。それから、加えまして学童保育のところ、これは錦生地域でございますけれども、こちらでも実施をさせていただいたという実績がございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) ありがとうございます。
 この痴呆が認知症という呼び名になって、もう10年になります。こうした呼び名の変更が病気への偏見を解消するのに役立ったんだと言われております。徘回というのは、どこともなく歩き回ることを言います。認知症の人が一人で出歩くことをこの言葉ではなくひとり歩きと呼び、私も徘回という言葉は嫌いでございまして、ひとり歩きとか散歩とかそういう言い方で私も呼んでおりますが、ひとり歩きと呼び、本人の気持ちに寄り添った地域ぐるみの理解と支援の輪を広げていくことが大切だと思っております。
 そんな観点から、名古屋市の社会福祉協議会のケアマネジャーさんや介護施設の管理者の方、もろもろの方たちが認知症サポーターの本としてひとり歩き、認知症ひとり歩きサポートブックというのを発行されました。非常にわかりやすい内容になっておりまして、名張市におきましても多分こういうものをおつくりになって啓発もされているんだと思いますが、ぜひ一人でも多くの市民の方々にこういうものが身につくように、決して他人事ではないと、もしかしたら自分にもいずれその日が来るかもしれないというそういう危機感も私はあっていいと思っておりますので、ぜひそういう思いで何としても健康寿命を延ばしていくためには認知症予防がまず大事だと思っておりますので、認知症予防のためにまず頑張ること、なっても早期発見で早期治療で普通の社会の中で一緒に共生もしていけるということでございますので、ぜひ一人でも多くの人にこういうことを啓蒙啓発をしていただきたいと思っております。
 先ほどお尋ねをしようと思ったら、さき部長のほうから全てご答弁いただきましたんですが、実は東大阪市では認知症の徘回対策として市が事前に登録した認知症の人を対象に衣服や靴にQRコードつきのシールを張ったり、あるいは三重県内では四日市市のあるメーカーが命のタグと名づけて持ち主の氏名や血液型などを刻印したペンダントを開発されたりもしています。
 名張市でも、そういう貸し出しもされているということでもございますし、今もって行方不明の方がいらっしゃらないというありがたい結果もございますが、今後そういう見守りもより大変大事になってくるかと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 最後に、認知症の人が1人の人として生きていくためには、やっぱり行政とか他人に頼り切るのではなくて、当事者自身がまず頑張るということで周囲の目も変わっていき、また社会も変わっていくと信じて努力されている当事者の方々もたくさんいらっしゃいます。先ほども申し上げましたが、その実名とか顔を公表して活動を続けている団体もたくさんございます。
 また、京都府のほうでは認知症の人が自身で認知症対策を評価して、自分たちが実現したい町の姿を提案していけるようなそういう環境づくりを進めているところもございます。
 また、スーパーやそれから銀行で認知症サポーターの研修を受けた従業員もふえてきておりますし、認知症の人に合わせた接客方法を学んだ人を育てる、そういうことに取り組んでいる企業もたくさん出てきているということでございます。
 名張市でも、ぜひその社会ぐるみで企業の方にもいろんな方にお願いをして、こうしてサポーターとしての役割を果たしていただけたらというふうに思っております。これからもふえ続けていくと予想されております認知症の人たちが孤立することなく、社会の一員としてこの住みなれた町でありのままに生きていける社会を築いていかなければなりません。そのための支援のハードルは高い課題ではございますが、一層のご尽力をお願いいたしたいと思います。その先には、必ず優しい社会が待っているはずでございます。ありがとうございます。
 認知症のことにつきましては、この程度にとどめさせていただきます。
 続きまして、小児救急医療、この1年間の検証ということでございます。
 幸いに懸念されておりましたコンビニ受診も余りなくということでございまして、この1年間の受診者数というのは大体想定されていた、つまりドクターに負担のかからない程度の人数でおさまっているんでしょうか。
○議長(吉住美智子) 市立病院副院長。
◎市立病院副院長(竹内禎高) 議員おっしゃっていただいておりますとおり、当初相当な人数がもし以前のような形で来られた場合には対応ができなくなって、また医師が疲弊してしまうというふうなことも考えられたわけではございますけれども、先ほど申し上げましたように1日平均延べでいきますと4.2人と、ただ年末年始につきましては30人ほど来られているわけですけれども、いずれもその中には重傷な患者様もお子様もおられるという中での人数としては何とか今現在やっていただいているというふうな状況でございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) 先ほどご答弁をいただきました電話対応のときに、電話対応時の判断をして受け入れるか否かという判断の際に、受け入れてもらおうとする側とそして病院の側とのトラブルは何もございませんでしたかとお尋ねをいたしてましたら、余りないとおっしゃっていただきました。
 実は、私あえて決して足を引っ張るつもりではございません。事実を事実として一つ事例をお伝えしたいと思います。
 実は、昨年11月の連休、3連休だったんですが、連休が始まる前の日のお昼ごろから子供、6歳の女の子なんですが、熱を出し始めまして、あしたから連休やからというので、もちろんかかりつけ医へ子供を連れていきました。連れていったら、またかかりつけ医の先生が多分この熱やし、首のここが痛いと言うてるから多分これおたふく風邪かもわからへん。でも、はっきり断定はできひんから様子を見ててくださいということで、一応お薬も処方していただいて、家へ連れて帰ってまいりました。
 でも、その日の夜は何とか過ごしてたんですが、夜中にどうしても熱が上がってきまして、子供がぐずったり、食欲がなくなったりしてきましたので、かかりつけ医にはかかってはいたんですが心配やと思ったので、母親が小児救急医療センターのほうにお電話させていただきました。
 すると、その電話対応をされました方が、その方も恐らくかかりつけ医でかかってお薬もいただいているんやから心配せんでええやろうと思われたのかどうか、それは私わかりません。多分そうなんだろうと思うんですが、もうしばらく様子見ててくださいということやったんです、結論を申しますと。でも、泣くしかなんな、あしたも休みやなと思いながらもそう言われるんやからと思って様子を見てたんですが、やっぱり明くる日になっても熱は下がらず、首のところが痛いと、何か腫れてきてるようにも思うし、でもアイスクリーム食べてるからええかな、せやけど心配やからもう一回お電話したんですって。
 そうしたら、アイスクリームを食べてくれてるんやし様子見ててください。何やったらかかりつけ医でもかかられたらいかがですかというお話やったそうで、親としては連休の間ですし、熱は下がらないし、薬飲ませても一向によくなってこない。アイスクリームは食べるけど機嫌は悪いしと、いろいろ親は悩んだんですが、そういうふうに言われるんならと思ってもう一度様子を見ていたと。
 家族がその孫の姿を見て、こんな首が腫れてきて変形してきてると言うんですよ。こんなん放っておいたら絶対あかんでって、だから三重子ども医療ダイヤル8000番に一回電話してみようということでしたんですって。やっぱり休日やから、市立病院で診てもらったらどうですかというような、そこは診察はしてくださいませんので、そういう返事をいただいて、3回目もう一回その次の日にお電話したんですって。
 そうしたら、やっと受け入れていただけた、本当にその家族にしたらやっとなんですよ。やっと受け入れていただけたと、受け入れてもらえた、よかったと言って連れていって、小児科の先生に診てもらったら、何でこんななるまで放っておいたんやというて家族が怒られたというんです。私らは放っていたんじゃないんですって、3回電話したんで、やっと3回目に受診したろうと言うてくれて連れてきたところなんですよと言うたら、こんなん放っておいたらえらいことになると言うて先生には叱られたんですけど、治療はちゃんとしてくださいました。
 結果、病名は川崎病やったんですよ。これ、川崎病というのはすごい怖い、子供にとっては怖い病気でして、もう少し手おくれをしていたらとんでもないことになってたんやでって、その先生に言われたんですって。結果をどうこう言うつもりもありませんし、誰がどうとかそんなことを言うつもりは全くございませんが、こういうその窓口で電話対応をされている方というのはどういう方がまずされていらっしゃるんでしょうか。
○議長(吉住美智子) 市立病院副院長。
◎市立病院副院長(竹内禎高) 窓口での対応は誰がしているかということでございますけれども、基本は看護師のほうが対応させていただく。
 ただ、看護師につきましても、当然ドクターの指示を受けた中で対応させていただいているということでございまして、今回議員おっしゃっていただきました案件については私どもも把握をしておりまして、これにつきましては川崎病という病気自体がなかなか経緯を見ないと診断確定ができないということもうちのドクターのほうからも聞いておりまして、このあたり非常に難しい部分ではあったのかなというふうなところも一応検証もさせていただいたというふうな状況でございまして、いずれにいたしましても、電話でお問い合わせいただいた段階では直接的にはうちの看護師のほうが対応させていただきますけれども、看護師は当然ドクターと相談もしながら指示を得た上で回答させていただいているというふうな形で対応させていただいているところでございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) そうしますと、そのドクターの判断を仰いで様子を見とけとか、連れてきなさいという指示をいただいているということなんですね。
 そうしたら、その3回目に電話したときはそのドクターはそれを見てびっくりされたわけですね、子供の症状を見て。例えば、その電話応対をされる場合、まず最初の事務的なこととして、電話応対をされたときに本人のお名前というのは相手に伝えていただける、市立病院の誰々ですというふうなそういうことはなさってないんですか。
○議長(吉住美智子) 市立病院副院長。
◎市立病院副院長(竹内禎高) 基本的には、その担当の看護師の名前も含めてお返事はさせていただいているはずではございますけれども、そのあたりが言った言わないというふうなところもございますが、今回の件につきましても一応名前は申し上げましたけれども、ただ何回か日をまたがってきていただいているという部分もありまして、うちのほうの申し送りも含めた中で徹底されていたかどうかというところにつきましても、確認をさせていただいたというところでございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) こういうことが何度も起きないように、ぜひしていただきたいと思います。ほかにも、その若いお母さん方からはなかなか電話してもつながらへんのやとか、今度から救急車呼んだほうがええんちゃうかとか、そんなことを言う子も実際いるんです。でも、私はそんなん言わんと、やっぱりこれはルールやからとりあえず電話をして、それで受診をするようにというふうなことはその子たちにもお願いはしています。
 でも、これが余りその広がってというか、いろんなところでそういう声が出てきますと、やっぱり市立病院の小児科で診てもうて、小児科をかかりつけ医にしたほうがええやんとかというふうな子まで出てきますんで、余りそうなってきますと、また小児科のドクターに負担がいろんな意味でかかってくると思いますので、ぜひこういうふうなことは二度と起こらないように体制をしっかりと整えていっていただきたいと思います。
 このご家族の方は、最後にお世話になった小児科のドクターは家族にもしっかりと心のケアをしてくださったと、必ず治してあげるからなと言って優しく対応してくださったのが何よりもその家族にとっての救いでした。こんなすばらしいドクターがいらっしゃるということで、私たちは安心しましたと最後におっしゃってます。どうかこんなすばらしいドクターにめぐり会えるようなきっかけをぜひつくって、せっかくのこういう態勢をつくっているんですから、すばらしいドクターがいらっしゃるんですから、ぜひこういう子供たちが出ないようにしていただきたいと思います。
 また私ごとで申しわけございませんが、私は実は先日久々に命の誕生に立ち会うことができました。名張市では、こうしているうちにでも次々ととうとい命が生まれてきています。私たちを信じて生まれてくるこの純真無垢な子供たちを守って、そして育んでいくのは私たち大人の責任だと思っています。どうかこれからも医療体制の充実に向けて全力を注いでいただきますように、重ねてお願いを申し上げます。
 以上、救急医療の件につきましてはこれで終わります。
 次に、最後3番目の道徳教育についてお尋ねをいたします。
 まず、私2つの教育をテーマに挙げさせていただきました。他人を思いやる心と命のとうとさを実感できる。まず、他人を思いやる心の教育として、私素人判断ではございますが、一番わかりやすいのが例えばユニバーサルデザインのさまざまなマークがございますよね、いろんな思いやりマークとか、妊娠または出産間もない妊産婦さんであることを知ってもらうためのマタニティマークとか、あるいはバス車内などでの転倒防止のための思いやりマーク、それから特によく見受けられますのが思いやり駐車場マーク、しかしこの思いやり駐車場マークを意図を理解していないかのような、マナーを守らない車が駐車している光景を何度も見かけます。
 一度、私も気の弱い性格ではございますが、一応注意させていただきました。そうしたら、その出てきたおばさんがおっしゃるのは、2日前に足を折って痛いからここへとめてんと言うんです。これ全然理解してないんですよ、意図を。だから、こういう方はたくさんいらっしゃるんやないかと思うんです。
 だから、せめてこれからの子供たちにはこうした意図、なぜこれがあるのか、誰のためにあるのかというふうなことをしっかりと教えていただきたい。もちろん家庭も地域も力を合わせなければできません。しかし、学校教育の場で、例えばこういうふうなことを教えていただけるような場というのはあるんでしょうか。
○議長(吉住美智子) 教育長。
◎教育長(上島和久) 今おっしゃっていただきましたユニバーサルデザインのマークの指導でございますけども、これは小学校の段階でほとんどの学校で指導はなされるというふうに思っておりますし、私も学校訪問した折にも現実その現場にも立ち会わせてもらいましたところですが、なかなか一気に全部ざっと並べるというのはできませんので、絞って順序、学年の発達段階に応じた中でのものをやっていくということですが、先ほども言わせていただきましたけども、まずそのことの理解をすることがまず大事なこと、もう一つはそれをやっぱり実践できるかどうか、これが問われているところでございまして、その部分についてはやはり現場のところへ行って、ここはこうなっているんやということも大事かなと思うところでございますし、また先ほど議員もおっしゃっていただきましたけども、やはり家族とともにそういう機会に出くわしたときには大人としてきちっと指導をしていただくとかということも大変大事なことかなと思うところでございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) ありがとうございます。ぜひこれからもよろしくお願いいたします。
 新春の京都を彩る伝統行事の一つに下鴨神社で奉納される蹴鞠初めがあります。ことしも1月4日に烏帽子に水干、袴という出で立ちで行われました。8人が輪をつくって、ありゃとかやあとかというかけ声とともにまりを蹴り合うものなんです。古代中国から仏教とともに伝来したというふうに言われておりますこの蹴鞠は、日本で独自の進化を遂げて、その最たる特徴は勝敗がないということなんです。蹴鞠が目指すものは、蹴りやすいまりを相手に渡す、相手が失敗したら蹴った自分が悪かったんだと反省する心であり、この蹴鞠の真髄は聖徳太子の17条憲法の和を以てとうとしとなすであると言われてます。
 相手への思いやりを8人全員がその心を重ねなければ、まりは宙を舞い続けないということです。日本の伝統文化の奥の深さが感じられます。
 私たちに古くから日本人の美徳として培われてきた他人を思いやる心、謙虚な心、これからの子供たちに受け継がれていくためにも、やっぱり日本のさまざまな伝統文化に触れる機会をぜひ与えていただきたいと思っていますが、いかがでございますでしょうか。
○議長(吉住美智子) 教育長。
◎教育長(上島和久) 私も、議員と同じ思いをしているところでございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 次に、命の大切さについてお尋ねをいたします。
 昨年7月に長崎県佐世保市で発生した猟奇的な殺人事件、皆さんまだ覚えていらっしゃると思います。高校1年生の女子生徒が同学年の友人を絞殺した後、体を切断したという無残な事件でございました。また、それから半年しまして昨年12月には名古屋市のアパートで77歳の女性を殺害するという事件も発生しています。この加害者は19歳の女子学生、人を殺してみたかった、解剖してみたかった、殺して達成感があったなど、まさに人の命を奪うことの重大性や後ろめたさは全く感じられませんでした。
 この2人の加害者は、どちらも小学生のころからその前兆は見られ、当時から人に危害を加える事件を起こしながらも、こうした結果を招くまで学校も家庭もしっかりとした手だてを打ってこなかったことに大きな問題があったのではと指摘をされています。
 また、全国で約180の小・中学校で実施され、今回のこの事件の加害女性も加害少女もこの教育を受けた世代ではありますが、その教訓すら生かされなかったということです。道徳教育の形骸化ではという声が上がってきてしまいました。
 そこで教育委員会にお尋ねいたしたいと思います。このような世間を騒がせるような大きな事件が起こった場合、教育委員会のほうではこういう話し合いというのは持たれることはあるんでしょうか。
○議長(吉住美智子) 教育長。
◎教育長(上島和久) いつもというわけではないわけでございますけども、特に子供にかかわるような事案等が発生した場合につきましては、定例の教育委員会ではなくて、協議会あるいは終わった後の懇談的な中でその事象等についての話し合いをしたり、また名張の状況ではどうだろうかというふうなことにつきまして常に状況を共有しながら意見交換をしているところでございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) ありがとうございます。
 実は、私教育委員会さんにいつも質問させていただくときは、定例会の会議録を見せていただくことにしてるんです。これ2回目なんです、私言わせていただくの。議員になりましてことし5年目でございます。多分3年半ぐらい前の議会でお尋ねしたことがあります。そのときは、要するに何が言いたいかといいますと、会議録の開示がすごく遅いんです。今、あけてみましたら、平成26年7月分までなんですよ。この事件7月に起こってるので、教育委員会で何かお話をされたかなと思って見させていただいたんです。もちろん7月の段階ではまだ事件が起こって間もないということもありまして、載ってませんでした。
 せやから、もちろんそれから後のものを見たかったんですが、残念ながら開示まだされてないんです。今、もう年明けて3月なんですよね。
 教育長よくおっしゃっております会議の透明化とか、これから推し進めていきたいんだというふうによくおっしゃっておられます。私も、もちろんそれは賛成です。でも、こういう足元の定例会ですらこんな遅い開示で、本当にこれ会議の透明化が図られているというふうに見てもらえるのかなということを感じました。ご存じでしたでしょうか。
○議長(吉住美智子) 教育長。
◎教育長(上島和久) 大変申しわけなく思っておりますし、私自身も当然のことながら承知をしておるところでございますけれども、言いわけはするつもりはございませんが、職員等にも指示もさせてもらって、やはりいろんな情報開示につきましては時期が逸してしまうと効果が薄らいでしまうよというお話はさせてもらっているところでございます。
 今回のことにつきましても、なるべく早く定例の教育委員会だけじゃなくて、公開されているようなことにつきましてはなるべく早くホームページにアップするようにというふうに努めてまいりたいと思うところでございます。
○議長(吉住美智子) 豊岡千代子議員。
◆議員(豊岡千代子) ぜひよろしくお願いいたします。
 最後に、その命の教育ということで、実は昨年山梨県で行われた日本教職員組合の教育研究全国大会で、大分県の小学校の男性教諭からさきの大戦、つまり第2次世界大戦の特攻隊の生き方を題材にした命の教育のリポートがありました。子供らの心に響く様子がその新聞記事には語られておりました。
 また、高知県の南海中学校では特攻隊の遺書を1年生の担任教諭が道徳の時間に取り上げて、生徒に読み聞かせました。いつもはざわつく教室が静まり返りました。授業中、もちろん特攻隊を美化するような説明は一切しなかったと言われています。大変恐縮でございますが、その遺書の一部をぜひ紹介させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 お父さん、特攻隊員のお父さんから娘さんに送った遺書でございます。娘さんのお名前は素子、素直の素と書いて素子、素子、素子は私の顔をよく見て笑いましたよ。私の腕の中で眠りもしたし、またお風呂に入ったこともありました。素子という名前は、私がつけたのです。素直な心の優しい、思いやりの深い人になるようにと思って、お父様が考えたのです。私は、おまえが大きくなって立派な花嫁さんになって、幸せになったのを見届けたいのですが、もしおまえが私を見知らぬまま死んでしまっても決して悲しんではなりません。おまえが大きくなって、父に会いたいときは九段へいらっしゃい。九段というのは、靖国神社でございます。そして、心に深く念ずれば、必ずお父様のお顔がおまえの心の中に浮かびますよ。父は、常に素子の身辺を守っております。優しくて人にかわいがられる人になってください。父より。
 遺書の一部でございますが、こういうのが子供に託されておりました。これを中学校の教諭が道徳の時間に子供たちに読み聞かせたということでございます。
 自分を生んでくれた親に感謝すること、これは道徳の基本であり、親の子供に対する無償の愛に気づかせるためにこの教諭はあえて特攻隊の遺書を教材に選び、生徒に問いかけたと話しています。効果はあったようで、親はうざい、口うるさいと発言していた生徒から家族愛ってすごいんだ、強い思いで自分を育ててくれるのがわかったと感想があったと言われています。
 戦後70年という大きな節目を迎え、我が国では戦争を知らない世代がその大半を占めるようになってきました。私たちは、自国の歴史をしっかりと認識し、正しく子供たちに伝えていかなければなりません。そして、多くの犠牲になられた人たちへの感謝の気持ち、自分たちをきょうまで温かく見守り、育んでくれた家族や先生、そして周りの人たちへの感謝の心を教えることは、これは決して押しつけの教育ではないと思っています。心の教育から学ぶものはたくさんありますが、中でも感謝の心を抱くことが何より大切ではないでしょうか。
 教科化されるこれからの道徳の授業では、教材選びあるいは指導方法、その指導力が大変重要になってまいります。今後の道徳教育に期待をいたしております。
 最後に、母親としての立場でいらっしゃる教育委員長のご所見をお尋ねして、私の質問を終わりたいと思います。
○議長(吉住美智子) 教育委員長。
◎教育委員長(福田みゆき) 私も、母親の立場として子供たちには家族はもとより、周囲の方々にきょうあるのは周りの方のおかげということで日々感謝して毎日を過ごすようにということをしつけてきたつもりでございます。
 そしてまた、学校で道徳教育ということで教科書やペーパー上でいろいろ学んできまして、いいこと悪いことという判断は当然紙の上ではできると思いますが、いざというときその力を発揮できるような、そういうロールプレイングとか、そういう場を設定したような学びもしていっていただきたいなと思っているところでございます。
ご利用について
  • この議会中継は名張市議会の公式記録ではありません。
  • 録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね7日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「名張市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。名張市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。